離乳食を始めるタイミングは?
と疑問に思っている方
本記事では
・離乳食でよく使われる食材
・離乳食の完了時期
についてお話ししていきます。
厚生労働省が公表している離乳食の開始時期と完了時期を参考にして解説していくので、離乳食を始めるタイミングが分かりますよ。
離乳食を開始した日のアンケート結果(厚生労働省)
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育児本や子育てサイトを見ると、離乳食の開始時期は5~6ヵ月頃を目安に、と書かれているのもが多いです。
でも、「3ヵ月から始めたよ」とか「9ヵ月になったけどまだ始めてない」と言うママ友の声を聞くと、いったいいつからが正解なのか…。
厚生労働省が公表している離乳食を開始した日のアンケート結果を基に、いつから離乳食を始めればいいのかを解説していきます。
<離乳食の開始時期>
・離乳食の開始時期は6ヵ月が多い。
画像引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000464805.pdf#search=%27%E9%9B%A2%E4%B9%B3%E9%A3%9F+%E9%96%8B%E5%A7%8B%E6%99%82%E6%9C%9F+%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%9C%81%27
6ヵ月で開始したのは平成17年は28.2%だったのが、平成27年は44.9%と増えています
一方、5ヵ月は平成17年は46.8%と約半数だったのが、平成27年は40.7%と減っています。
また、4ヵ月は平成7年は10.8%でしたが、平成17年は0.8%とほとんどいません。
これらの結果を見ると、離乳食の開始時期は遅くなる傾向にあります。
<離乳食を開始したキッカケ>
・月齢で開始している。
画像引用:https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00334542/3_34542_25_2016114165350.pdf
育児本や子育てサイトに離乳食の開始時期が5~6ヵ月と書かれてあるのは、厚生労働省「授乳・離乳ガイド」を参考にしているからでしょう。
離乳食の開始時期が平成7年では5ヵ月頃からでしたが、平成19年では5~6ヵ月頃と変更されています。
「授乳・離乳ガイド」第3章-5- 2-(1)離乳の開始と完了
⇒https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00334542/3_34542_25_2016114165350.pdf
<離乳食の開始時期が5~6ヵ月なのはなぜ?>
・母乳やミルクだけでは十分な栄養が摂れなくなる。
母乳だけだと鉄欠乏性貧血になる可能性が高まったり、ミルクは糖分が多くて虫歯になりやすいという理由もあります。
・消化器官が発達してくる時期。
口の神経や筋肉が口を動かして食べ物を噛み、食べるのに十分な発達を遂げているからです。
離乳食でよく使われる食材は?
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ではどんな食材が離乳食ではよく使われるのでしょうか。
赤ちゃんが食べやすい野菜とそれに含まれる栄養素も解説していきます。
・にんじん
色も鮮やかで甘みがあるので赤ちゃんには人気です。
にんじんにはビタミンA(ベータカロチン)、カリウムや食物繊維が豊富に含まれています。
ベータカロチンには免疫力アップや乾燥肌・風邪の予防などの効果が期待できます。
・かぼちゃ
甘みが強いので主食だけではなくデザートにも。
まさに万能食材と言えるでしょう。
かぼちゃは食物繊維がたっぷり含まれているので、お通じにいいとされています。
赤ちゃんのお腹の調子が気になる時にはぴったりな食材です。
・さつまいも
消化がよく自然な甘みのあるさつまいもは、離乳食では大活躍の野菜です。
野菜を食べてくれない…と悩んだ時はさつまいもから挑戦してみるといいでしょう。
さつまいもも食物繊維が豊富に含まれています。便秘予防には欠かせません。水分や他の栄養素と合わせて、バランスよく取り入れていきましょう。
私も離乳食作りはしてきましたが、3人の子供の離乳食メニューの基本は、にんじん・キャベツ・大根を味噌汁の具材として煮て、取り出してつぶして食べさせていました。
にんじんのベータカロチンで免疫力アップ、キャベツのビタミンUで胃腸を強くし、大根の食物繊維で便秘予防が期待できます。
他にもいちごなども離乳食に使われる場合もあります
⇒離乳食でいちごはそのまま食べれる?種は食べちゃだめ?
離乳食はいつまでやれば良い?終える時期は?
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食材のかたさを月齢に合わせて調整する離乳食。
いったいいつ頃まで赤ちゃんに離乳食を食べさせたらいいのでしょうか。
<離乳食の完了時期>
・12ヵ月~18カ月頃が離乳食の完了の目安。
形のある食べ物を噛んでつぶすことができるようになるのがこの時期です。
エネルギーの大部分を母乳やミルク以外から摂れるようになります。
食事の回数は3回になり1~2回の間食を摂ります。
引き続き、母乳やミルクは飲んでいてもかまいません。
<18カ月からは大人と同じメニューでいいの?>
離乳食が完了しても、赤ちゃんの噛む力は弱いので食べ物のかたさや大きさは引き続き調整しましょう。
大人とほぼ同じ物が食べられるよになるのは3歳くらいなので、味付けもまだ薄味にしてくださいね。
私の離乳食作りの経験ですが、離乳食が完了した!
と翌日から大人と同じようなかたさの食事を与えると、便でそのまま出てきたこともありました。
味付けも少しずつ濃くしていくようにしないと、濃い味に慣れてしまったら薄味に戻すのには、なかなか苦労しますのでお気をつけて。
まとめ
離乳食の開始時期のアンケート結果(厚生労働省)、離乳食でよく使われる食材や離乳食の完了時期を自身の離乳食作りの経験を交えながら解説していきました。
・離乳食でよく使われる食材はにんじん、かぼちゃやさつまいも。甘みがあって食物繊維が多いのが人気の理由。
・離乳食の完了時期は12ヵ月~18ヵ月が目安。完了しても引き続き赤ちゃんに合ったかたさを調整するとよい。
今まで母乳やミルクだけを飲んでいたのに、離乳食が始まると赤ちゃんが急に成長したように思われます。
赤ちゃんはしっかりと目で口で手で食材を楽しんでいますので、食べない日があっても焦らず、ゆっくりと赤ちゃんに合わせた離乳食作りをしてあげてください。