メリットやデメリットは?
と疑問に思っている方
この記事では
・プラスチックストローのメリット・デメリット
・プラスチックストローの廃止による効果
についてお話ししていきます。
プラスチックストローのメリット・デメリットを知り、環境問題がどれだけ解消しているのかが分かれば、プラスチックストローの代替品を使おうと思いますよ。
プラスチックストローの代替品は何がある?
プラスチックごみ減らすために身近でできること…それは使い捨てのプラスチックストローをやめることです。
プラスチックストローに代わるエコストロー選びを楽しむことは、環境問題を解決する前向きな原動力になっていきます。
市販で購入できるエコストローの特徴をご紹介しますので、ぜひ自分のお気に入りを見つけてくださいね。
マイストローに関係する記事はこちら
⇒
<紙製のストロー>
パーラー 紙製ストロー 30P カラフル
プラスチック製ストローの代替品として需要が増えている紙製ストロー。
素朴な紙の感触が懐かしい、ほわっとした口当たりです。
冷たい飲み物でも結露しないで飲むことができます。
<竹製のストロー>
volflashy 竹 ストロー セット 専用 ブラシ ケース付き(4本入り)261円(税込み)
環境に配慮されている竹製のストロー。
使いはじめは竹独特の匂いがあるので、少し気になるかもしれません。
そんな時は直射日光で天日干しを数日続けると、匂いが抑えられます。
<ステンレス製のストロー>
ステンレスストロー 4本 セット 専用 ブラシ ケース付き
紙製のストローに続き代替品として広がりつつあるステンレス製のストロー。
金属なので飲み物の温度が直接ストローに伝わります。
冷たい飲み物はどうしても結露してしまいます。
<ガラス製のストロー>
エレガント ガラス ストロー 飲みストロー 洗浄ブラシ付き
中身が透けて見える涼しげなガラス製のストロー。
ガラス製ですがソフトな口当たりです。
飲み物の味や香りももちろん変わりません。
真っ直ぐなものと曲がったものもあります。
<シリコン製のストロー>
繰り返し使えるシリコン製ストロー
柔軟性の高いシリコン製のストロー。
飲んでみた感じはプラスチック製のストローに一番近いです。
飲み物の味や香りもそのまま楽しめます。
しかし、香りが強い飲み物だとストローに匂いが移りやすいです。
紙製のストロー以外は繰り返し使えるので、専用のブラシやケースが付いています。
これならエコストロー生活のすすめを後押ししてくれますね。
プラスチックストローのメリット・デメリットは?
環境問題からプラスチックストローは廃止される動きとなっていますが、そんなに悪者なのでしょうか。
プラスチックストローのメリット・デメリットで検証してみましょう。
<プラスチックストローのメリット>
・製造過程が簡単なので安価に使える!
竹製のストローなどは手作業で作られるため、製造に時間がかかります。
プラスチックストロー以外の素材は環境に配慮しているため、コストが4~10倍もかかります。
・衛生面で他のストローに比べるとナンバーワン!
紙製のストローは長い間飲んでいるとふやけてしまいます。
繰り返し使えるストローは洗い方が問題です。
飲み物が残らないようにきちんと洗って、しっかり乾かさないと衛生面で問題が出てきます。
<プラスチックストローのデメリット>
・海洋汚染の拡大
使い捨てのプラスチックストローは、海に捨てられる劣化して5ミリ以下の微小なマイクロプラスチップという粒になります。
マイクロプラスチップは残念なことに自然界では分解されません。
・温室効果ガスの増加
プラスチックを含む石油製品や化石燃料をゴミ焼却している影響で、二酸化炭素の比率が非常に高くなっています。
そのため、温室効果ガスが年々増加しており、地球温暖化の主な原因として問題になっています。
衛生面でも使い勝手が抜群のプラスチックストロー。
ですが、環境への影響を考えるとやはり廃止の方向へ進んでいくことは止められないでしょう。
プラスチックストローの廃止は効果があるのか?
https://www.instagram.com/p/B5kV3DIgtfs/?utm_source=ig_web_copy_link:embed
プラスチックストローを廃止すると環境問題に効果はあるのでしょうか。
プラスチックの歴史から探ってみましょう。
<プラスチックの歴史>
・プラスチックの大量生産は第二次世界大戦
軍事用により金属類が不足したため、民間では代用品としてプラスチックの需要が高まりました。
・プラスチックの生産量は2016年には4億トン
全世界のプラスチックの生産量は年々増加しています。
1975年に5000万トンだった生産量は2016年には4億トンと200倍にも達しています。
・包装用プラスチックが生産の大半
プラスチック生産量の最も大きい割合を占めていて(1.5億トン)、そのほとんどがリサイクルされず使い捨てされています。
<プラスチックストローから環境問題を考える>
・身近にあるプラスチックストローの廃止からはじめてみる。
プラスチックと言えば、レジ袋やペットボトル、食品用の発泡トレイ、自動車のパーツ、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品や家の建材など、あらゆるものに使われています。
これらを少しでも削減しようという取り組みの1つとして、ストローを紙製にするという動きになったようです。
・国内のプラスチックごみ問題。
日本では年間900万トンのプラスチックごみを排出しています。
これまでは家庭以外から出る約7割のプラスチックごみを中国に輸出していました。
そのおかげで、日本の廃プラスチックの有効利用率は8~9割と高い数値を保っていました。
しかし、2017年末に中国が輸入を取りやめたため、国内での対応を急がれています。
引用:プラスチックを取り巻く国内外の状況(環境省)
http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-01/y031201-2r3.pdf
プラスチック製品は、今や私たち現代人にとって欠かせない材料になっています。
いきなり、電化製品や車を廃止します、とは受け入れ難いので、比較的受け入れやすいプラスチックストローを廃止することで、自分たちの環境問題として考えるきっかけを投げかけました。
プラスチック問題は、身近なプラスチックストローを廃止することで、少しずつプラスチック全体の削減に繋がるように進んでいます。
まとめ
プラスチックストローの代替品、プラスチックストローのメリット・デメリットやプラスチックストローの廃止による効果について解説していきました。
・プラスチックストローのメリットは安価で衛生的、デメリットは海洋汚染の拡大や温室効果ガスの増加に繋がる。
・プラスチックストローの廃止は小さな取り組みだが、プラスチック製品全体の削減を考える大きなきっかけになる。
プラスチックストローを廃止しても、日本はまだまだたくさんのプラスチック製品であふれています。しかし、プラスチック製品を削減していかなければ、日本のプラスチックごみの行き場が無くなってしまうのです。
その問題を解決するためには、プラスチックストローの廃止の取り組みだけで終わらせないようにする必要があります。