「年中食べたいので冷凍しているけど、解凍すると味がいまいち…」
「1個丸ごとで買うと全部使い切れない時に、上手に冷凍する方法は?」
かぼちゃを冷凍保存して、いざ使おうと解凍すると、水っぽくてしかもべちゃべちゃに。匂いもちょっと変…と解凍に失敗したことありませんか?
かぼちゃを解凍する時のちょっとしたコツで、冷凍保存する前と同じくらい、美味しくかぼちゃを調理できます。
冷凍したかぼちゃを美味しく解凍する方法をご紹介します。
冷凍したかぼちゃが美味しくない原因は?
冷凍した生のかぼちゃを自然解凍すると水っぽくなります。
なぜ水っぽくなって、味も美味しくないのでしょうか。
冷凍したかぼちゃが美味しくない原因をまとめてみました。
冷凍したかぼちゃを自然解凍した場合
何も考えずにかぼちゃを自然解凍すると下記のような状態になります。
・傷んだように変色する
・匂いが臭くなる
かぼちゃの元々の水分量と、結露による水分量の増加が水っぽくなる要因です。
特に変色は見た目がすごい気になりますよね。
食事は見た目も含めて楽しむもの。と言われているぐらいなので、楽しい食事をするにはかなりマイナスな要素です。
冷凍したかぼちゃがおいしくない原因
ではなぜ水っぽくなったり変色したかぼちゃがおいしくないのか?
原因は大きく分けて3つあります。
・乾燥により変色していて見た目が悪い
・庫内の匂いがうつって、臭い為
味に直結するのは、水分量ですね。
全体的に味が薄くなるのと風味がドンと落ちてしまいます。
また見た目や匂いも、美味しくないと感じる要因となっているようです。
かぼちゃを美味しく解凍する方法は?
かぼちゃを美味しく解凍する方法ですが、実は上手に冷凍保存することに秘密が隠されています。
上手に冷凍保存する方法と、美味しく解凍する方法をあわせてご紹介します。
<生で冷凍保存する場合>
①かぼちゃの種とわたを取り除く
この下処理をすることで、傷みや臭みを防ぎます。
②用途別に切る
煮物だと角切り、ソテーだと薄切りのように切り分けます。
③1回分をラップに包む
酸化しやすいので、空気をしっかりと抜いておきましょう。
④冷凍用密閉保存袋に入れる
ラップと二重で保存することで、庫内の匂いがうつるのを防ぎます。
<美味しく解凍する方法>
解凍せずにそのまま鍋にいれて、煮てしまいましょう。
そうすることで、解凍した時のべちゃべちゃを防ぐことができます。
<ゆでてつぶして冷凍保存する場合>
①かぼちゃの種とわたを取り除いた後に、皮もむく
生を冷凍するより、ゆでてつぶして冷凍した方が、風味が損なわれにくいので美味しいです。
②1回分をラップに包み、冷凍用密閉保存袋に入れる
ラップをして薄くのばして平らにすると、調理の時使いやすいです。
<美味しく解凍する方法>
解凍せず、そのまま調理しましょう。
調味料などを加えて、かぼちゃスープを作る時には最適です。
弁当の冷凍作り置きでカボチャを使おう
お弁当のおかずに使える、冷凍作り置きかぼちゃのレシピをご紹介します。
<かぼちゃ煮のごま和え>
2人分 冷凍(生)かぼちゃ(100g)酢・醤油・砂糖(各大さじ1)お水(200cc)
すりごま(大さじ1)
①鍋にすりごま以外の材料を入れて、沸騰したら弱火にして、15分煮る。
②汁がなくなる手前で火を止めて、すりごまをふりかけて完成。
生のかぼちゃで作る煮物よりは、少し味を濃いめにして、すりごまをふりかけるのがポイントえす。
<かぼちゃサラダ>
2人分 冷凍(ゆでてつぶした)かぼちゃ(100g)牛乳・砂糖・麺つゆ(各小さじ1)マヨネーズ(大さじ1)
①マヨネーズ以外の材料を耐熱ボールに入れて、ラップを電子レンジで約1分。
②マヨネーズを入れて混ぜ、小さなカップに入れて完成。
ゆでてつぶして冷凍しているかぼちゃなので、電子レンジで簡単に調理ができます。
味付けも簡単なので、お弁当のおかずに大活躍です。
まとめ
かぼちゃを冷凍すると柔らかいし水っぽい…美味しく解凍する方法はあるのでしょうか。
その悩みを解決する方法をご紹介しました。
美味しく解凍するには、その前に上手に保存する方法にヒントが隠されていました。
・生で冷凍する時にはしっかりと種とわたをとることで、傷みや臭みを防ぐ。
・ゆでてつぶして冷凍した方が、風味が損なわれにくいので美味しい。
そして、どちらの冷凍方法も調理する際には、解凍せずにそのまま調理する方が、食感や風味や変色を軽減することができます。
冷凍すると解凍するのが当たり前と思いがちですが、冷凍かぼちゃを使って、そのままお弁当のおかずになるのもいいですね。
時短で簡単、冷凍かぼちゃを賢く使って、年中おいしいかぼちゃを食べましょう。