アボカドの保存はオリーブオイルが楽チン！変色するのはなぜ？

アボカドをカットして冷凍保存したのはいいけど、いざ料理に使おうと見てみると、カットした部分が変色している。

味には問題ないと分かっていても、見た目が悪くなってしまいます。

今回は
・アボカドを変色させないためにオリーブオイルで保存する方法

野菜や果物をカットして、そのまま放置していたら変色したという経験を交えながら、変色する原因や変色させない方法をご紹介します。

オリーブオイルを使ったアボカドの保存方法

カットしたアボカドが変色すると見た目が悪くなり、料理自体の質が下がったように思います。
オリーブオイルを使って保存すると、アボカドの変色を防ぐことができます。

実際に私が試してみた結果をご紹介します。

< オリーブオイルを使った保存の仕方 >

オリーブオイルを使った具体的な保存方法は下記です。

単純にアボカドの実の部分にオリーブオイルを塗るだけなので、簡単にできます。

オリーブオイルを持っていない方も、パスタなど他の料理で使えるのでこの機会に購入する事をお勧めします。

< なぜオリーブオイルで変色が防げる？ >

そもそもアボカドが変色する理由としては、空気に触れて酸化する為です。

オリーブオイルには酸化を防ぐ、オレイン酸という成分が多く含まれているので、変色が防げます。

紅花油・ヒマワリ油などにもオレイン酸は多く含まれていますが
普段の料理にも使う場面が多い、オリーブオイルを使うのがベストですね。

< どのくらいの期間変色を防げる？ >

保存したアボカドをおいしく食べれる目安は、冷蔵保存をした場合は約2日間、冷凍保存をした場合は約1ヵ月です。
変色の目安もそれと同じくらいと考えていいでしょう。

冷凍保存をした場合は、電子レンジで解凍するとべちゃべちゃになりますので、使う前に自然解凍をしましょう。

アボカドが変色する理由はなぜ？

せっかくきれいにカットしたアボカドが、調理する時に変色していると、見た目が悪くなって、テンションも下がってしまいます。

なぜカットしたアボカドは変色するのか、先ほど軽く紹介しましたが詳しく解説します
また変色したアボカドは食べても大丈夫なのかも下記にまとめてます。

< 空気と触れ合って変色する >
アボカドにはポリフェノールオキシダーゼという酵素が含まれています。
それが空気と触れ合うことでメラニン色素を作り出していることが原因です。

詳しいメカニズムは知る必要はないと思いますが『空気に触れると変色する』
といった事だけ覚えていてもらえば大丈夫です。

< 変色しても味に変化はない >
変色していると味にも変化が出てきそうですが、色が変わっているだけなので特に味に変化はありません。

< 変色したものを食べても大丈夫 >
日焼けをするとシミやそばかすになる原因もメラニン色素です。
人間の肌でも自然に作り出される成分なので、食べても大丈夫です。

オリーブオイル以外のアボカドの保存方法

オリーブオイル以外にもアボカドの変色を防ぐ保存方法がありますので、まとめてご紹介します。

・残った半分をそのままラップで保存（保存方法1）
アボカドが半分残ったらカットせず、皮も種もそのままの状態でラップをしましょう。
種が残っていると鮮やかな色合いで保存できます。

・酢で保存（保存方法2）
酢に含まれている酢酸という成分が、アボカドの酸化を抑えて変色を防ぐ働きがあります。

・玉ねぎで保存（保存方法3）
玉ねぎには酸化を防ぐ硫黄成分が含まれているので、スライスしたものと一緒にアボカドを保存すると、変色を防いでくれます。

次回予定している料理に合わせた調味料で保存方法を選ぶと、下ごしらえもできて時短できそうですね。

まとめ

アボカドが変色する原因とを変色させないためにオリーブオイルで保存する方法をご紹介しました。

・アボカドに含まれているポリフェノールオキシダーゼが空気と触れ合うことで変色する。
・変色しても味に影響はなく、もちろん食べても大丈夫。
・変色を防ぐには密閉保存すること（空気に触れさせない）。
・密閉保存する前に、オリーブオイル・酢・スライスした玉ねぎなどと一緒に保存すれば、さらに変色を抑えれる。

スーパーフードと呼ばれるくらい栄養素が豊富なアボカド。
かしこくきれいにオリーブオイルでアボカドを保存して、パスタ料理でさらにおいしく食べたいですね。